永久に遊べるパズル「脳ブロック」をやってみた

「脳ブロック」というものを買ってみた。「永久に遊べるパズル」とのこと。

プラスチックのケースに、形の違うピースが隙間なく嵌っており、それを全て出してからまた嵌め直すというもの。正解パターンがもっとも易しいレベル1でも700通り以上あって、「永久に遊べる」というのも決して誇張ではない。

レベルは5つあって、ピースの色もレベルごとに異なる。そもそも手に取ったきっかけが、パズルだったからというより、5種類(5色)並んだ様子が壮観でつい惹かれてしまったからだ。

今回はレベル2を買った。レベル4が、自分の好きな緑色を基調としたものだったので買おうと思ったが、難しくてお手上げになってしまっては困るので断念した。レベル3はケースが六角形で、これもまた難しそうだし、ピースの色が赤に近いピンク色であまり好きになれそうにない。

そこでもうひとつレベルを下げたレベル2「ペントミノ」を選んだ。ケースの形はシンプルな長方形で、ピースはきれいな青色だ。正解パターンは2339通りらしい。

帰宅して早速開封した。パッケージには、「ピースを取り出してケースに戻す たったそれだけが、メチャクチャ難しい」と書いてある。

「適当に並べてたらすぐに全部嵌るんじゃないのか」と思ってやってみたらこれがなかなか難しい。「お、できたか?」と思うと、最後の1ピースがうまく嵌らずに余ってしまう。一度使ってしまったピースと同じ形のものがもう1個あれば揃うのに……という状況も何度か発生し、これがなかなかもどかしい。

そういう時は、その空きスペースと同じ形のピースを、一度置いた場所から取って嵌める。それで、その周辺のピースを一旦外してまた嵌め直してみる。できそうになければ全ピースを外してゼロから再チャレンジ。こういう作業を30分くらい繰り返すことになった。「メチャクチャ難しい」というのもあながちウソではなかった。

左は本体。棒状のピースだけ入りきらない。右はパッケージ。

こうしてガチャガチャとピースをいじっていたある時、ぴったりと嵌った。「お、今回はできそうだな」という気配もしなかった。いきなりピタッと嵌ってびっくりした。

人によってはもっとスマートに解くのかもしれない。しかし、ひたすら手を動かして試行錯誤を重ねていれば、正解パターンのどれか一つにいつかはたどり着ける。今回はそういう方針で解くことになったが、できた時は快感だった。

完成したパズルを改めて見てみる。ケースは6×10の60マスで、ピースはそれぞれ5マス分。ピースの形は全部違う。まっすぐな棒も一本ある。テトリスみたいに、これを最後に残しておいて完成させることができたら別格の気持ちよさだろう。

そして何より正解パターンが2339通りもあるというのがすごい。本当によくできたパズルだ。